2022年4月、ヤマエグループとトリゼンホールディングスが共同出資を行い「トリゼンクオリティオーシャンズ株式会社」を設立しました。
近年、海の貧栄養化は深刻な問題となっています。そんな環境問題を少しでも解決するためにトリゼンクオリティオーシャンズは「華匠牡蠣」ブランドを作りました。この牡蠣は、鶏糞由来の有機肥料「MOFU-DX」を使って育てられており、海の栄養をたっぷり含み、濃厚な旨味とプリッとした身が特徴です。また、これはSDGsの「12 つくる責任 つかう責任」と「14 海の豊かさを守ろう」に貢献する製品です。
海の貧栄養化 問題
高度経済成長の際に、工場や家庭から排出される窒素やリンが多く含まれた排水が赤潮などの影響になるということで、排水規制が行われました。それにより、きれいな海は取り戻せましたが、プランクトンの栄養素が減り、漁獲量が減り続けています。
MOFU-DX(モフ デラックス)とは?
鶏糞にバイオエキスを散布して発酵させた後、鉄粉をブレンドして固形化した有機肥料です。華味鳥ブランドで商品展開をしているトリゼングループが、独自開発している商品で、一定の濃度を維持しながら栄養分が時間をかけてゆっくり溶け出すのが特徴です。
アサリや牡蠣等の二枚貝のエサとなる植物性プランクトンは、窒素・リン・鉄分をもとに増殖をします。昨今、工業用排水規制等により、きれいな海になる一方、栄養の少ない海になり、植物プランクトンは減少傾向にあります。MOFU-DXはそんな海洋環境改善の一躍を担っている製品です。
ヤマエグループは積極的に華匠牡蠣の販売を行うことで、環境に配慮しながら一次産業の生産性向上と持続可能な社会を目指します。
公開先リンク
■トリゼンクオリティオーシャンズ㈱ https://tq-oceans.com/
■ヤマエグループ サステナビリティの取り組みについて
https://www.yamaegroup-hd.co.jp/sustainability/